
デキタスを子供に利用していたMISATOといいます。今回は「デキタスは発達障害との相性ってどうなの?」という疑問に応えます。
私もふだんは、発達障害コミュニケーション指導者などの資格をもって仕事をしています。
発達障害のある小中学生と勉強などやっているのですが、学習スタイルの1つとしてこのデキタスもあり。そんな経験から正直に相性をお話しします。
デキタスを発達障害の小中学生へつかう良い点・悪い点

発達障害のある小中学生とデキタスに取り組んでみて、とくに目立った部分として悪い点3つ、良い点5つを感じました。
デキタスと発達障害の相性「悪い点」
発達障害とデキタスの相性において、とくに目立った悪い点と感じたのがつぎの3つです。
- 無学年方式ではない
- アニメーション授業の解説がやや聞き取りにくい
- 授業後にある選択式の練習問題が簡素
無学年方式ではない、というのがいちばん気になるところかなと。
さらに詳しく悪い点について解説します。
無学年方式ではない
デキタスと発達障害の相性として、もっとも気になったのが「無学年方式」です。
発達障害があることで学力低下がみられる場合も多く、そんなときは現在の学年だけではなく以前の学年にも取り組めるほうが勉強しやすいかなと。
たとえば小学5年生であれば、小学3年生あたりから勉強できるなど。
デキタスは無学年方式ではないので現在の学年しか取り組めず、あまり発達障害との相性が良いとは言えない部分かなと感じました。
通信教育をくまなく探ってみると無学年方式で運営している会社もいくつかあるので、もし発達障害により学力低下が見られる場合であればデキタスよりも無学年方式のタブレット学習を選ぶ方がいいようにも思います。
アニメーション授業の解説がやや聞き取りにくい
デキタスの映像授業はアニメーションスタイルで、講師の声役を実際の講師陣が行っています。
城南コベッツグループの講師が声役をしているため個別指導と同じような説明を聞けますが、講師によっては話し方のクセなどによって聞き取りづらい場面というのが正直あるかなと。
ボソボソとした感じで話す講師はやや聞き取りづらく、上手に話す講師もいて幅があるといった感じ。したがって発達障害の小中学生にとっては、講師によってややストレスに感じることがあるかもしれません。
5教科それぞれで講師が違うため、特定の教科で聞き取りづらいと思います。
授業後にある選択式の練習問題が簡素
デキタスはアニメーション授業後に、練習問題として10問ほどその単元に沿った問題が出題されます。
ただし選択問題なので何度か繰り返し解いているうちに、消去法で答えを覚えてしまうのがややネック。毎回少しずつでも内容が変わればいいですが、そういった工夫がないとのも悪い点かなと思います。
ただし練習問題以外にもドリル機能などを使えばしっかりと多くの問題に取り組むことはできるので、気になるかもしれないといった範囲。したがって映像授業後に出題される練習問題は、あまり期待しない方がいいと思います。
デキタスと発達障害の相性「良い点」
発達障害とデキタスの相性として、とくに良い点はつぎの5つになります。
- 楽しさを感じやすく勉強に興味を持ちやすい
- サクサクと動きがスムーズなのでストレスなく進められる
- 自由作成できるテスト機能がかなり便利
- アニメーション授業が「動き」「音」でわかりやすい
- さかのぼり学習がしやすい
楽しさを感じられるのは、もっともデキタスの良い点かなと思います。
また動きのない黒板授業ではなくアニメーション授業なので、音や動きによって理解しやすいのはかなり良い点ではないかと感じています。
さらに詳しく良い点について解説します。
楽しさを感じやすく勉強に興味を持ちやすい
発達障害の小中学生にとって、勉強にもっとも重要といえる要素が「楽しさ」です。
文章ばかりの勉強スタイルでは興味を持たないため嫌がりますが、デキタスの場合は全面においてキャラクターデザインとなっているので楽しさを感じやすくなっているため興味を示しやすいかなと。
勉強に取り掛かるスピードが速いのも、デキタスに楽しさという要素があるため。
ドリル機能・テスト機能・単元学習などすべての画面においてキャラクターが楽しさを演出してくれるので、とくに発達障害の小中学生にとっては魅力に感じる良い点かなと思います。
サクサクと動きがスムーズなのでストレスなく進められる
デキタスは操作性がかなり良く、サクサクとスムーズな動きをするのが特徴です。
ボタンをクリックすると瞬時に画面が遷移するのでストレスを感じることもなく、とくに発達障害の小中学生にとって動きが遅く途中で辞めてしまうといったこともなくスマートに勉強できる通信教育。
映像授業へ遷移するスピードも速く、動画といえば「遷移が遅い」という印象を持っていましたが、デキタスの場合はどんな画面においても遷移スピードが速いためプラス価値として感じます。
すべてにおいて操作性が良い、というのがデキタスの良い点です。
自由作成できるテスト機能がかなり便利
デキタスにはテスト機能(テストモード)が搭載されており、じつは「自由作成」出来るため極めて便利。
とくに発達障害の小中学生にとって「苦手箇所」だけを選んでテスト作成できたり、集中したい分野を選んでテスト作成したりと、かなり使い勝手に優れるテスト機能となっています。
一般的なタブレット学習教材というのはテスト範囲が決まっていたりするものですが、デキタスの場合は完全に自由スタイル。このテスト機能慣れてしまうと、あまりに便利すぎてほかの通信教育は興味が持てなくなると思います。
アニメーション授業が「動き」「音」でわかりやすい
デキタスの映像授業は「アニメーションスタイル」のため、黒板を使う授業と全く異なります。
もっとも大きな違いというのが「動き」によって視覚的に理解しやすい部分で、黒板のように固定表示ではなく、アニメーションで表示物が動くことにより理解へつなげやすい授業スタイルに感じます。
とくに図形問題などは発達障害の小中学生が苦手とする「奥行き」なども動きがあることでわかりやすく、物事の理屈を理解しやすい授業スタイルなのかなと。
さらに動きとともに音声や音によって表現されるため、聴覚からも情報が入ってくることでより理解しやすい映像授業になっていると強く感じます。
さかのぼり学習がしやすい
デキタスの機能として、かなり効果的な勉強になるのが「さかのぼり機能」というもの。
現在の単元を映像授業で勉強して、もし理解できなければこの「さかのぼり機能」を使うことで関連する単元を”どこまでもさかのぼることができる”ため非常に有意義。
たとえば映像授業とその後に出題される練習問題を解いてみて、理解できていないようであればボタンを押すと1つ前の単元へさかのぼり。さらに理解できていないようであれば、さらにさかのぼる‥といった使い方ができるのでかなり役立つ機能になります。
この機能を駆使すれば苦手の原因まで突き詰めることもでき、徹底した苦手解消(つまずき対策)も可能。
また発達障害で学力低下がみられる場合も、この機能を使うことで的確な単元を勉強できるため使い勝手の良いタブレット学習教材かなと感じます。
デキタスは発達障害の小中学生におすすめ?
デキタスの悪い点 | デキタスの良い点 |
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このようにデキタスの良い点悪い点を比較すると、デキタスは発達障害におき総じて「おすすめの範囲」です。
発達障害のある小中学生にとって「楽しさ」「さかのぼり学習」「スムーズな操作性」などは極めてプラスになる部分で、完全無学年方式ではないにしても使いやすい通信教育かなと思います。
とくに難しい操作も必要なく、誰でも簡単に使えるというのも特徴。
もし発達障害の子供へ通信教育を‥と考えていれば、このデキタスを選んでも決して悪い選択ではないと私は強く感じます。というか、どっちかといえば満足感はかなり高いです。
発達障害の小中学生に対し、こうしたデジタル教材を選ぶときは「いくつ便利機能があるか」がポイント。
デキタスは発達障害の特性に沿った便利機能がわりと多く、実際に使ってみてもアニメーション授業で理解しやすかったり楽しさがあったりと、思った以上に便利なデジタル教材です。
✅ ぜひデキタスの無料体験をやってみてください。
まとめ
今回は「発達障害にデキタスってどうなの?」という疑問に対して、私が使った感想をお話ししました。
デキタスの機能・操作・システムなどについて正直に使い勝手をお話ししたので、発達障害の小中学生へデキタスを使ったときの感じが伝わっていればいいかなと思います。
もし発達障害の小中学生へデキタスを選ぼうか迷っていれば、私はおすすめ。
無学年制ではないのがやや不足する部分ですが、不足を補うだけの機能や使い勝手を十二分にもっているので、まず選んで失敗したと感じることはないと思います。
また費用面においてもかなり格安料金となっているので、この安い価格を差し引いても十分な内容かなと。
ほかのデジタル教材よりも、コスパもかなり優れる通信教育ですよ。
✅ こちらもぜひ参考にしてみてください。
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